一般社団法人・大雪山・山守隊 岡崎哲三氏を講師にお迎えして、登山道整備を行いました。今回は初の試みとして、関係者だけではなく、一般の方にも募集範囲を広げたところ、たくさんの方が興味を持って協力して下さいました。土曜日は全員(総勢19名)で角材約160本を笠ヶ岳分岐まで背負い上げ、そして日曜日はその角材で簡易木道を作って泥濘(ぬかるみ)に敷く作業をしました。
笠ヶ岳に簡易木道を敷く理由は、非常に泥濘(ぬかるみ)が多いからです。
泥濘は人が踏み込むことで、よりドロドロになり乾きづらくなります。また、植物が育ちにくい状態もなります。簡易木道を敷くことで泥濘への踏み込みがなくなり、土壌が安定してくると、植物が育ちやすい環境になります。簡易木道を敷き、少しづつドロドロのぬかるみを減らすことで、植物が育ちやすい環境を整えていきたいと考えています。今年はこのまま雪が積もり、尾瀬の長い冬がやってきます。来年の春、どのような変化が見られるか楽しみです。
今後も皆様方と共に尾瀬の魅力的な登山道を目指して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
岡崎さんありがとうございました!
昨年、グレーチングを置いたところに植物が育ち始めていました。泥濘を踏まないようになると植物が根を張り、その土壌は安定し始めます。